2020/05/22 投稿

マンションを購入する際の選定条件と新築リフォームのテーマ

マンションを購入する際の選定条件の優先順位は、各マンション販売会社のアンケートによると次のような結果が出ています。

  • 1位 立地条件 (駅から徒歩何分?、〇〇線沿線?)
  • 2位 生活環境 (学校やスーパーからの距離、騒音等の有無)
  • 3位 広さ   (居住空間の余裕)
  • 4位 間取り  (使い心地・住みやすさ)

マンションを買うときに間取りは他の要素より優先順位が低いようです。

これは、マンションだから間取りに対してわがままは言えないと最初からあきらめモードにはいっているとも言えますね。
少しくらい使い勝手が悪くても駅から近いし、好みのタイプにクジ引きで当選したし、間取りが少々悪くても住んでしまえば身体が慣れるよ・・・なんていうノリなのかもしれません。

都心の一等地に立地するマンションは人気が高く、販売開始後即完売の状態が続いています。
エントランスホールではコンシェルジュが出迎え、セキュリティ対策は万全、共用廊下まで高級感が漂っています。
間接照明で演出され、ふかふかの絨毯が敷き詰められた共用廊下を歩き、重厚な玄関ドアを開けると・・・・。
そこにあるのは、普通の我が家。
普及版のビニールクロスに囲まれた窮屈な間取りにちょっとだけ贅沢気分を味わえるようにキッチンや洗面台まわりがつくられている。
住宅ですから極端にきらびやかな演出は不要だと思いますが、共用廊下の演出とのバランスくらいは標準プランで調整しておいてほしいと思います。

しかし、これが出来ているマンションはあまり多くはありません。

 

長い前置きでしたが、新築時のリフォームは、何に注目して行うか?

  • 玄関ドアを開けた時の印象
  • 収納の少なさに対する対策
  • 天井の高さ、梁の高さ
  • 照明の演出
  • オーダー家具

というのが一般的によくあるテーマです。

中古のリフォームと異なるのは、給排水を伴う設備機器の入れ替えはあまりないということです。
では、ひとつずつ見ていきましょう。

 

玄関ドアを開けた時の印象

共用廊下部分が高級であればあるほど、玄関ドアを開けた際の印象ギャップが大きく感じられる場合があります。
内装仕上げの変更や間接照明の設置などで対応が可能です。

収納の少なさに対する対策

マンションは収納場所が少ない場合が多いのでその対策を講じることが多いです。
もともとスペースがないので部屋の形状を変えることで収納できる場所を確保します。
当然居室の広さは実際には狭くなりますが、壁を曲面にしたり天井高さに変化を与えたり、すき間を有効に使った収納場所をつくって対応をします。

(スプリンクラーや火災感知器など防災設備の増設・移設が伴う場合は消防署との協議も必要となります)

天井の高さ、梁の高さ

マンションの場合、天井裏には躯体の大きな梁が隠れていたり、太いダクトや配管が通っているために天井が低くなっていることが多いです。
どうしても配管が邪魔でその部分だけ天井が下がっているだけならよいのですが、一部のみを下げると整形ではなくなりカッコよく納めることが出来ないからと天井全体を低く下げてしまっているマンションもあります。
こんなときは、天井を開放してどこまですき間があるかを確認して、天井形状の再構築をします。

照明の演出

照明器具をひと工夫するだけで部屋の印象はガラッと変わります
天井の高さがあまりとれないマンションでは、天井面に直に取り付けたりぶら下げるタイプよりも、天井面に埋め込むことが出来る器具を選定した方が部屋がすっきりと見えます。
ダウンライトだけでは希望する照度が得られない場合は、そこで行いたい作業に応じて手元照明を考慮します。

オーダー家具

新築時に壁面収納家具だけオプション追加して入居される方は多いですが、この場合も、セミオーダーなのになぜかそこだけ浮いた感じになってしまうことが多いです。
原因は、実際に引き渡しを受けていない時期に内装の写真や見本帳の切れ端だけで色の選択をしてしまうことだと思います。
たとえ素人の方でも出来上がった部屋を見てからオーダーしておけばそこまで大きな失敗にはならないと思いますが、計画段階で出来上がりを想像して家具のデザインをきめることは思った以上に難しいと思います。

 

プロは、壁の奥の隠れたすき間まで見つけて提案することもあります。
このように、新築時でも、入居前にリフォームを行う余地はたくさんあります。

現在は、
マンション購入 → 新築工事 → 完成引き渡し → 引越・入居
という流れが一般的でしたが、

これからは、
マンション購入 → 新築工事 → 完成引き渡し → リフォーム相談・設計 → リフォーム工事 → リフォーム工事完成引き渡し → 引越・入居
が、スタンダードな形となることでしょう。

 

大規模タワーマンションは設計段階から引き渡しまでは、数年のタイムラグがあります。

その間、現在のように未知のウイルス等のために暮らし方自体の大変革がおこることもありますし、設備や建材の進歩もあります。

新築設計時には、誰にでもそこそこ合うように造られている間取りを、入居者が住み始める前に自分フィッティングさせるということが、これからのスタンダードになっていくことでしょう。

新築マンションリフォーム東京ではリフォーム相談を無料で承っております。
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