2020/03/09 投稿

【住み心地の違い】鉄筋コンクリート造 vs 鉄骨造

現在お住いのマンションが、鉄筋コンクリート造(以下、RC造)か、それとも、鉄骨造(以下、S造)なのかわかっている方は意外と少ないらしいです。
建築に携わっていれば外観を見てもすぐにわかりますが一般の方ですと同じように見えますね。

分譲マンションは、ほとんどがRC造です。
賃貸マンションは、RC造もありますが、S造でつくられているものも多いです。

建物の構造の差から、住み心地に対する影響はあるのでしょうか?
簡単にまとめてみました。

  1. 振動の大きさ  RC造  <  S造   ※小さいほうが快適
  2. 音の伝わり方  RC造  <  S造   ※小さいほうが快適
  3. 建物の熱容量  RC造  >  S造   ※大きいほうが快適

 

振動の大きさについて

建物は地震でもない限り揺れないよね?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は建物はいつも動いています。揺れています。
その振動周期が小さいので身体にはあまり感じないだけなのです。
意識として感じてなくても人間のセンサーは感度がいいので実は感じています。
そして何となく落ち着かない・・・何となく騒々しいような・・・ということがずっと続きます。

都会から自然が多い山奥に行くと、とても静かで落ち着きますよね。
暗騒音・暗振動が少ないととても落ち着くのです。

RC造よりもS造の方が振動周期が大きいので、人間の体は揺れを感じやすいのはS造の方です。
すこしでも安らかな暮らしを!ということで分譲マンションはRC造を選択しているのですね。

 

音の伝わり方について

マンションにつきものなのは、上下階や隣のお宅との騒音問題です。
音を伝えにくくする遮音性能が大きいのはRC造です。
音も振動の一種ですからS造よりも揺れが伝わりにくいRC造の方が音を遮へいしやすいということになります。

 

建物の熱容量について

熱容量とは聞きなれない言葉かもしれませんが、建物自体(躯体など)にため込むことができる熱量のことなのですが、これは、ため込める熱容量が大きな方が快適です。
屋外の温度変化に屋内の温度が影響を受けづらくなるためです。
快適さをしっかりと体感できるようにするためには、断熱性や気密性など設計や施工時にしっかりと配慮して造ることが必要です。

 

まとめ

構造躯体の種類によって建物の快適性にまで影響を及ぼすことがあります。
快適なはずのRC造がそうでなかったり、逆にS造であってもとても快適に暮らせる建物もあります。

それは、設計者がそれぞれの構造の特性を十分に理解していなければ、快適に暮らせる建物を実現することができないということを意味しています。

建物の用途によって最適な構造を選択し、快適に暮らすためにそこに付加する性能をしっかりと確実に盛り込んでいけるのが良い設計者だと思います。

新築マンションリフォーム東京ではリフォーム相談を無料で承っております。
お気軽に 問合せ窓口 からお問い合わせください。